０経験点から『使える』フルスクラッチ講座

■はじめに

●この講座について

◆講座の目的

この講座は、「フルスクラッチでキャストを作ってみたんだけど、どうも上手く活躍できないよ…。」と言う人を対象に、効率よくフルスクラッチでキャストを作る方法について解説していこう、と言うものです。経験点が有り余ってるならともかく、０経験点から活躍できるキャストを作るのは結構難しいもの。フルスクラッチでキャストを作る時のコツのようなものを文章化できれば、キャスト作成時の負担が減るんじゃないかな、と思って書いてます。

◆この講座をオススメする人

▼何回かN◎VAを遊んだ経験がある人

▼フルスクラッチでキャストを作って失敗した人

▼自分の周囲が最適化傾向にある人

N◎VA（TNR以降のN◎VAシステム）をほとんど遊んだことが無いなら、まだまだメイクアップで十分です。フルスクラッチでキャストを作成しようとしても、キャストに求められているのが何なのか、が解っていないハズ。（よっぽど優れたセンスとか持ってるならまた別。）

あなたがフルスクラッチでキャストを作って、何度かプレイした事があるのなら下地は十分。あとは失敗した理由を知って、より『使える』キャストを作るだけ。

あなたの周囲が最適化傾向にあるのなら、この講座が参考ぐらいにはなるはずです。もちろん、ガチガチに組んだフルスクラッチの０経験点キャストに対抗できるほどでは無いでしょうが。でも、アクトが終わった後に「次はもうちょっと気楽にプレイしたいな。」という方がよっぽど早いかもしれません。

◆この講座をオススメしない人

▼他のキャストに非協力的なキャストを作る人

▼他のプレイヤーやルーラーを信用できない人

▼アクトが失敗した責任を他人に押しつける人

この講座は、ロールプレイ（役割演技）する事が前提です。従って、他のキャストと協力できない（役割を分担できない）場合には、この方法は使うことができません。

そもそもプレイヤーやマスターが信用できない場合は、どんなキャストを作ったって『使える』ハズがありません。N◎VAは回りのプレイヤー、そしてルーラーと一緒にアクトを運営していくゲームなので。コミュニケーションを拒否しない事が前提です。

また、アクトが失敗した時に「自分はこうするべきだった」と反省できない人は、どんなキャストを作っても一緒でしょう。次のアクトでは、あなたを立ててくれる上手なプレイヤーと出会えると良いですね。

◆『使える』ってどういう事？

『使える』キャストとは、つまりアクトで活躍できるキャストの事です。

活躍できないキャストは、そのアクトにはいてもいなくても一緒です。プロファイルシートの代わりに紙コップが置いてあってもアクトは進んでいくでしょう。

アクト中に活躍するための条件は３つ。

▼《神業》を上手に撃つ

▼リサーチで情報を集める

▼カット進行で敵を排除する

演出後付けがN◎VAの基本である以上、《神業》も[判定]も、成功しなければ活躍するのは難しいです。まったく失敗しないのも味気ないですが、全然成功できないよりは全然マシです。

このうち、《神業》に関して言えば、相手の《神業》で打ち消されない限りはほぼ間違いなく上手に使うことができるはずです。（それにRLだって経験点欲しいですから。上手に使うように誘導してくれますよ。）

残りの２つは、突き詰めていけばカードを切って[判定]を成功させるという事です。つまり、キャストが活躍するためには、『求められた判定に成功できるようにしておかなくちゃいけない』、と言う事になります。

つまり、『使える』＝『必要な判定に成功できる』と言う事ですね。（乱暴な結論だけど）

■０経験点でのフルスクラッチ：概論

●まずは形から

◆フルスクラッチの心得

『技能は横に伸ばせ』

あれもこれもと欲張るよりは、一点集中特化した方がキャストが立つ（個性が出る）。どうしても技能の種類を増やしたければ、ディクショナリを入れましょう。一通り全部の技能を得られますよ？

◆具体的な注意点

▼メインの一般技能は４レベル取得。

▼社会は〈社会：N◎VA〉２、〈業界社会Ａ〉２、〈業界社会Ｂ〉１。

▼コネは〈コネＡ〉１、〈コネＢ〉１、〈コネＣ〉１。

▼達成値/ダメージ上昇系特技は０ or ４。

▼ディクショナリは入れておく。

カタナやカブトなら〈白兵〉、マネキンやカリスマなら〈交渉〉。自分のスタイルがメインに使っていく事になる一般技能は４レベル取る。これは、自分のキャストが活躍するべき場所でしっかりと活躍できるようにするため。手札を上手に回して、必要なスートを手元に残せるプレイヤーならそんな必要はないけれど、多くのプレイヤーはそこまで上手に手札を回すことができないし、手札の回し過ぎはアクトの進行を阻害してしまいがち。（スリーアクションからの〈練気〉は確かに強いし、手札も回せるけど、著しくアクトの進行速度を遅らせる原因にもなってしまう。）

〈社会〉２：２：１は必要最低限の話。リサーチ系のキャストなら、これよりレベルは多くてもＯＫ。その場合でも、縦に伸ばす（数を増やす）のでは無く、〈業界社会〉を横に伸ばす（レベルを増やす）事。これは、自分１人で全部の情報を集めることができてしまうのを防ぐため。情報交換をするために、（意味が薄れない程度に）積極的にシーンに登場する事ができるようになる。（〈社会：警察〉を持っていなければ、イヌの所へ行く意味も理由もできる。）できれば、〈業界社会〉は〈社会：N◎VA〉でカバーできない【理性】と【感情】で取っておきたいところ。ディクショナリを前提に考えるなら、【理性】【感情】【生命】の３スートで大安定。

〈コネ〉はRLによって適用方法が違う事が多い（〈コネ〉の持っている〈社会〉ひとつとして使える。〈社会〉の代用判定（達成値－５）として使用できる。〈コネ〉判定に成功した時点で〈コネ〉の知っていそうな情報を一通り教えてくれるetc...）ので、コネに頼ったリサーチをしようとすると安定しない事が多い。自分のキャストの交友関係を示す程度に取得しておくのがおすすめ。節操なく〈コネ〉を持ってしまうと、「単なる交友範囲の広い人」になってしまう。「制御値が低いから」という理由で取得するのはやめた方がいい。

達成値上昇系技能を１～２レベルだけ取るぐらいなら、コンバットリンクやマジシャンのようなサイバーウェア等を導入した方が楽。達成値を１上昇させるのに５点の経験点が必要な特技に比べれば、サイバーウェアは非常に安上がり。（サイバーウェアガチガチが嫌い…と言うのなら入れなくても別にいい。それでキャストを作成して、失敗した経験が無いならね。）もしも取るのなら４レベル取る。詳しい計算は省くけど、達成値＋３を３スートと達成値＋４を４スートの差は５点の経験点じゃ埋まらない。ダメージ上昇系技能も同様。〈無風剣〉２レベルよりはJJFとかソルジャーブルーの方が使い勝手がいいハズ。

ディクショナリは、TNDルールブックの中でもこれ以上ないぐらいに優秀な装備。事実上、全ての〈業界社会〉に使用できるので、これ１つあれば【外界】で社会を取得する必要が無いぐらい。（もちろん、〈社会〉を絡めた特技を使う場合には、ちゃんと【外界】でも取っておかなくちゃダメだけど…）

●基本的な考え方

◆本当に大事な事とは？

▼自分に与えられた役目をきっちりこなす。

▼自分ができない事は他人に任せる。

▼手札をケチらず、どんどん使う。

自分に与えられた役目とは、オープニングフェイズで与えられたキーワードの調査だったり、特定の〈業界社会〉の判定だったり、シナリオ上必要な神業を使う事だったりします。

逆に、あなたに与えられた役目をきっちりとこなすことができなかった（重要なキーワードを調べ忘れたり、イヌなのに〈社会：警察〉でリサーチできなかったりした）場合、そのアクトは突然難航します。そうなったとしても、他のキャスト達が四苦八苦して何とかしてくれるかもしれませんが、そんな事を繰り返していたら、自分の居場所が無くなってしまうでしょう。

逆に、あなたに求められていない事にまで、必死になって首を突っ込む必要はありません。カブキに〈社会：警察〉での判定なんて求められません。カタナが〈社会：メディア〉を優先的に取る必要なんてありません。それがアクトで必要な〈業界社会〉なら、それに応じたスタイルがハンドアウトに書いてあるはずですから。

他のキャストに自分の苦手分野を割り当てる事で、自分の所には自分の得意分野での役割が回ってきます。それに、あなたがイヌだったとして、他のキャストに〈社会：警察〉でのリサーチを全部取られてしまったら面白く無いでしょう？餅は餅屋。自分の得意分野以外は他人に任せてしまいましょう。

自分に割り当てられた役割をきっちりこなすつもりなら、手札をケチって判定を失敗させるのがどれだけ無意味な事か解ると思います。手札を貯めこんでリサーチを失敗させるのは、「私は自分の役割をこなせない、『使えない』キャストです」と宣言しているのと同じです。

アクトで活躍したいなら、リサーチフェイズから手札はガンガン使っていくべきです。どうせクライマックスは《神業》が乱れ飛ぶので、通常の判定なんて前座です。刺身のツマ程度の価値しかありません。戦闘のみに特化したキャストを作っても、結局トドメは《死の舞踏》なんじゃないですか？

●もう一歩先へ

◆さらに強化するなら？

▼アーマー値無視/ダメージ軽減不可技能を優先。

▼１回の判定で絶大な効果を得られる技能を１レベルだけ持つ。

その他の特技を取る場合には、サイバーウェア等の手軽な代替手段が無いものを優先して取得していくといい感じ。カット進行を重視するのなら、〈毒舌〉や〈鬼の爪〉などのダメージ軽減不可特技や、〈元力③：火炎（正）〉〈死点撃ち〉などのアーマー無視特技を取得しておくと、戦闘が楽になるのは間違いなし。（アーマー値は戦闘オプションの隙狙いでなんとかなってしまう事も多いんだけど）ここでもやはり、技能は横に伸ばす事を忘れずに。ついつい技能取得制限数いっぱいに技能を選びがちだけど、手札が常に味方してくれるとは限りません。

リサーチを重視したキャストなら、〈足長おじさん〉や、〈シャーロックホームズ〉、〈究極鑑定〉のような、「アクト中に１～２回しか使わないけど、あると便利な技能」を１レベル持っておくと効果的。できれば、[対象：自身]で目標値の低い（あるいは無い）技能がおすすめ。この場合のみ、技能を縦に伸ばす価値があります。どれだけ手札が腐っていても、アクト中に１回ぐらいは望んだスートの札が手に入るはずですから。

■０経験点でのフルスクラッチ：実践

●キャストテンプレート

◆テンプレートの説明

いわゆる「定番」の装備と技能を書き出したテンプレート。キャストの個性を損なわないように経験点を余らせているので、これを導入しても似たり寄ったりのキャストばかりにはならないはず。また、解りやすく『使える』ようになるためにカット進行を重視して、リサーチ部分は必要最低限に抑えています。

◆肉体戦闘系キャストのテンプレート（経験点合計：67点）

▼〈白兵〉or〈射撃〉４レベル：20経験点

▼〈業界社会Ａ〉２レベル：10経験点（〈社会：ストリート〉が望ましい）

▼〈業界社会Ｂ〉１レベル：５経験点

▼３種類の〈コネ〉：15経験点

▼ディクショナリ：５経験点

▼コンバットリンク：７経験点

▼ソルジャーブルー：５経験点

達成値＋２、ダメージ＋３。後は必要に応じて〈運動〉とＪＪＦを追加すれば、さらに強化される。〈運動〉が標準で入っていないのは、〈ディフレクション〉や〈インターセプト〉の取得を考慮して。とは言え、２レベルぐらい持っておいた方がいいのは間違いないんだけど…。

ちょっとアーマーを着込んでいるとあっけなくダメージを止められてしまうので、〈死点撃ち〉や〈元力③：火炎〉などのアーマー値無視技能が１～２レベルあるとかなり楽。同様に、〈見切り〉系対策に〈鬼の爪〉や〈霞斬り〉を取得してもいい感じ。

基本的に「戦闘系」と呼ばれるスタイルに求められる〈社会〉はすなわち〈社会：ストリート〉。できれば、〈業界社会Ａ〉はストリートにしておきたいところ。〈業界社会Ｂ〉は〈社会：警察〉でも〈社会：企業〉でも、キャストに合わせてご自由に。ディクショナリがある以上、取得するのは【外界】以外のスートで。

肉体戦闘系の常として、それなりの武器とアーマーは必須。経験点が許すなら、アーマーはハードスキン、シュッテ、ガードコートの重ね着で確定。武器は趣味に応じて取得しても大丈夫だけど、一応隠匿レートの高いサブウェポンを１つ持っておこう。

◆精神戦闘系キャストのテンプレート（経験点合計：60点）

▼〈交渉〉４レベル：15経験点

▼〈業界社会Ａ〉２レベル：10経験点

▼〈業界社会Ｂ〉１レベル：５経験点

▼３種類の〈コネ〉：15経験点

▼ディクショナリ：５経験点

▼マインドブラスト：６経験点

▼エンジェルヴォイス：４経験点

達成値＋１、ダメージ＋５。アーマーがほとんど無い精神戦では、ダメージはマインドブラストの分だけでも十分。不安ならマインドソードを追加しておけば、絵札で[精神崩壊]を狙えるようになる。

精神戦では攻撃側の達成値が伸びにくい割に、対決技能である〈自我〉は簡単に達成値が伸びる傾向にあるので、達成値上昇系技能が４レベル欲しいところ。もしくは、〈毒舌〉や〈サブリミナル〉のように、相手の長所を潰すタイプの特技を取っておくといい感じ。

〈業界社会Ａ〉に関しては、ハンドアウトと相談して、〈社会：ストリート〉か〈社会：企業〉のどちらかを。〈業界社会Ｂ〉は、〈社会：ストリート〉を取っていなければ〈社会：ストリート〉にしておいた方が無難。ディクショナリがある以上、取得するのは【外界】以外のスートで。

精神戦闘系のキャストの場合は、適当なアーマーがあればそれで十分。（それすら必要ない場合もある）肉体戦闘系よりも余裕を持ったキャスト作成ができるので、特技と趣味の装備、さらに余裕があれば〈社会〉に経験点を費やしてもいいかも。

●キャストの動かしかた

◆オープニングリサーチフェイズ

RLの誘導によってこのシナリオのモチベーションが与えられますが、できれば自分から積極的に参加していく事が望ましいです。適当な理由を付けて、キャストに（そしてプレイヤーに）やる気を出させましょう。

多くの場合、オープニングフェイズで何かしらのキーワードが与えられます。これはリサーチフェイズに入って、最初に調べる足がかりになるものです。ちゃんとメモを取っておきましょう。

◆リサーチフェイズ序盤（リサーチ開始直後～１週目）

オープニングフェイズで与えられたキーワードをリサーチします。最近のN◎VA-Dのシナリオには、「最初に調べられる項目」が列挙されている場合がほとんどです。もしもリサーチ項目に悩んだら、RLに「今調べられる項目はなんですか？」と尋ねるのも良い方法です。

多くの場合、リサーチ項目について、自分の持っている〈業界社会〉でリサーチを行えるはずです。手札を貯めこんだりせずに、どんどん手札を使って判定していくべきです。それでも達成値が足りなさそうなら、報酬点を使用してしまうのもいいでしょう。どうせ次のアクトには【外界】点の報酬点が得られます。

◆リサーチフェイズ中盤（リサーチ１週目～２週目）

そろそろ手札の中身が心細くなってくる頃です。また、テンプレート通りにキャストを作っているなら、自分では調べられない項目もいくつか出てきている事でしょう。（そうなるように作ってありますから。）

自分が持っていない情報を持っているキャストの所へ登場し、情報を交換しましょう。自分がシーンプレイヤーの場合には、「ここで出てきてくれると助かるんだけど。」と言ってしまいましょう。相手が登場してくれたら、ポストアクトで「他のプレイヤーを助けた」の推薦をするのを忘れずに。

チームを組んでいる場合、相棒が[登場判定]に成功したら、自分は失敗して不要な手札を処理しておくのもポイントです。もちろん、相棒が困っているようなら、自分が[登場判定]に成功して手札を処理させてあげましょう。

◆リサーチフェイズ終盤（１週目後半～クライマックス直前）

もうほとんどの情報は調べ終わり、後はイベントを済ませてクライマックスへ向かうのみです。多くの場合、数人（あるいは全員）チームを組んでいるでしょうから、不要な手札を適当に処分して、クライマックスへの準備を整えましょう。Ａやジョーカーは必要ありません。８～９程度の手札でも十分なはずです。

◆クライマックスフェイズ

少なくとも、「何もできない」と言う状態は無いはずです。どれだけ手札が偏っていても、一般技能が４レベルあれば、とりあえずの攻撃はできます。達成値が15以上出せる場合はゲストを、出せないようならトループを狙うといいでしょう。

プレイヤー同士で、互いの残っている《神業》を相談しておくのもいい方法です。結構RLは残り《神業》を把握していなかったりします。相談する事で、RLに《神業》の数を教えておくわけです。

◆エンディングフェイズ

こればっかりは、データでどうにかなるものでもありません。演出の希望があれば積極的にRLに申告して、エンディングを演出しましょう。終わりよければすべてよし。

■おわりに

●講座の注意点

◆もっと上を目指して

ここで紹介した方法やテンプレートは、あくまでも一例に過ぎません。N◎VAのシステムとアクトの展開に慣れて来たら、スートを絞っても十分『使える』キャストが作れます。この講座から外れたキャストを作って、アクトで『使える』ようになれば、少なくともN◎VA初心者から脱出する事ができた、と言えるはずです。

◆ノウハウを公開しよう

「もっと上手くキャストを作る方法があるよ！」とか「こんなの間違ってる！」とか思った場合には、ぜひあなたのノウハウを公開してください。解説は多ければ多いほど、悩んでいる人達の役に立つと思います。公開する手段や時間が無いのなら、連絡してくれると凄く喜びます。

◆追記：2004.06.16

〈白兵〉〈射撃〉に４レベルは多すぎる、と言う意見を沢山いただきました。能力値が０～３のスートに〈白兵〉や〈射撃〉を割り当てておいても使うことが無い…と言うのがその理由。N◎VA慣れしている多くのプレイヤーは、３レベルでキャストを作成しているようです。

…ぶっちゃけ４レベルあっても使わないと思います。ただ、能力値に応じてスートを選び、クライマックスに残す手札を考えてリサーチ用のスートを選び…とキャストを作るのは、よっぽどN◎VA慣れしていないと無理なんじゃないかなあ、と思っての４レベルでした。

〈白兵〉〈射撃〉の３レベルは、４レベルよりは最適解に近いかもしれません。それを使いこなすためには、手札回しのテクニックが必要になってくるわけですが…。それはまた追々解説していきたいと思います。

トーキョーN◎VA The Detonationは、有限会社ファーイースト・アミューズメント・リサーチ及び有限会社ゲーム・フィールドの著作物です。

０経験点から『使える』フルスクラッチ講座

■はじめに

●この講座について

◆講座の目的

◆この講座をオススメする人

▼何回かN◎VAを遊んだ経験がある人

▼フルスクラッチでキャストを作って失敗した人

▼自分の周囲が最適化傾向にある人

◆この講座をオススメしない人

▼他のキャストに非協力的なキャストを作る人

▼他のプレイヤーやルーラーを信用できない人

▼アクトが失敗した責任を他人に押しつける人

◆『使える』ってどういう事？

▼《神業》を上手に撃つ

▼リサーチで情報を集める

▼カット進行で敵を排除する

■０経験点でのフルスクラッチ：概論

●まずは形から

◆フルスクラッチの心得

◆具体的な注意点

▼メインの一般技能は４レベル取得。

▼社会は〈社会：N◎VA〉２、〈業界社会Ａ〉２、〈業界社会Ｂ〉１。

▼コネは〈コネＡ〉１、〈コネＢ〉１、〈コネＣ〉１。

▼達成値/ダメージ上昇系特技は ０ or ４。

▼ディクショナリは入れておく。

●基本的な考え方

◆本当に大事な事とは？

▼自分に与えられた役目をきっちりこなす。

▼自分ができない事は他人に任せる。

▼手札をケチらず、どんどん使う。

●もう一歩先へ

◆さらに強化するなら？

▼アーマー値無視/ダメージ軽減不可技能を優先。

▼１回の判定で絶大な効果を得られる技能を１レベルだけ持つ。

■０経験点でのフルスクラッチ：実践

●キャストテンプレート

◆テンプレートの説明

◆肉体戦闘系キャストのテンプレート（経験点合計：67点）

▼〈白兵〉or〈射撃〉４レベル：20経験点

▼〈業界社会Ａ〉２レベル：10経験点 （〈社会：ストリート〉が望ましい）

▼〈業界社会Ｂ〉１レベル：５経験点

▼３種類の〈コネ〉：15経験点

▼ディクショナリ：５経験点

▼コンバットリンク：７経験点

▼ソルジャーブルー：５経験点

◆精神戦闘系キャストのテンプレート（経験点合計：60点）

▼〈交渉〉４レベル：15経験点

▼〈業界社会Ａ〉２レベル：10経験点

▼〈業界社会Ｂ〉１レベル：５経験点

▼３種類の〈コネ〉：15経験点

▼ディクショナリ：５経験点

▼マインドブラスト：６経験点

▼エンジェルヴォイス：４経験点

●キャストの動かしかた

◆オープニングリサーチフェイズ

◆リサーチフェイズ序盤（リサーチ開始直後～１週目）

◆リサーチフェイズ中盤（リサーチ１週目～２週目）

◆リサーチフェイズ終盤（１週目後半～クライマックス直前）

◆クライマックスフェイズ

◆エンディングフェイズ

■おわりに

●講座の注意点

◆もっと上を目指して

◆ノウハウを公開しよう

◆追記：2004.06.16

▼達成値/ダメージ上昇系特技は０ or ４。

▼〈業界社会Ａ〉２レベル：10経験点（〈社会：ストリート〉が望ましい）