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続・迷える魂を喰らう者⑥ —

前回までのあらすじ
街へ戻り5000gpのダイヤモンドを砕きつつトルカンを蘇生させ、
手に入れたアイテムを売り払って戦力強化を狙う。
いよいよ大詰め。アシャーダロンとの決戦は目の前……か?
はたして一行は世界を救うコトができるのか…?
(※比較的パワープレイ分多め。公式シナリオネタバレ注意。)


開始直後一人足りないコトに気が付く。クレリックのイレイリアがいない……。
(「集まる面子でやる」がキャンペーンの基本です。)
先手必勝で片づければなんとかなる……ハズだ!
最終決戦を前に大盤振る舞い。パワープレイ的にパーティの戦力強化を図る一行。
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「アンホーリィか…邪悪だし、まとめてこの程度かな。」
「足下見られてるよ!超見られてる!…でも、世間には出したくないし。仕方ない。」
「モロモロ売り払って17万gpです!」
「強化に。全て強化に注ぎ込もう。」
「最低でも前衛用にゴーストタッチウェポンを買いましょう。非実体がダメ過ぎる。」
「ヒロイズムポーションを人数分。最低12本。」
「マジック・ヴェストメントの15LVワンドをハーフチャージで!」
「アミュレット・オヴ・ナチュラルアーマーは売っていい。ワンド振るから!」
「マス・ヘイストのスクロールを!」
「シールド!シールドのスクロール!」
「捕まれたら死ぬ。オイル・オヴ・スリッパネス必須!」
「組み付きの基準値75あるから関係ないよ」
「(‘A`)ヴァー!?な……75!?なんじゃそりゃ!」
「しまった!ヒーローズ・フィーストが…」
「大司教!大司教!食事だ!あとグレーターマジックウェポン!」
「これで勇者定食も2回目か。いよいよ最後の晩餐かね」
「違うよ!生きて帰ってくるから3回目は奢れよな!」
気が付けば17万gpは一瞬で吹っ飛び、パーティ資産から補填する始末。
「色々詰めてたホールディング・バッグも随分軽くなりましたね。(なりません)」
キャッツグレイスとエンデュランスのワンドを4が出るまで振って、全員の能力値を底上げ。
耐久力、敏捷に+2ボーナス。
バークスキンとマジック・ヴェストメントのワンドを《魔法装置使用/Use Magic Device》で無理矢理使う。
ACに外皮+5、鎧+5、盾+5ボーナス。
これ以上は無いぐらいに強化された一行。
これで勝てなければ、そもそも勝ち目の無い戦いだったのかもしれない。
「撤退用のプレインシフトが足らないかも知れませんが…」
「大丈夫。勝つから。必ず。」
実際、撤退したら、被害に寄っては戦力を立て直すだけの資金は無いかもしれない。
むしろ撤退できないかもしれない。泣いても笑っても最終決戦。覚悟を決めて、いざ突撃!
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プレイン・シフトとウィンドウォークで、再び迷える魂の砦へ。
前回とは逆回りに進み始める。
「ぶっちゃけランダムテレポートの時にD8振ったから部屋は8個だとプレイヤー的予想。」
「ぶっちゃけすぎだよ!」
部屋(仮称:外周部⑧)には特に何も見あたらず。
「何もない…ってのは変な話だなあ。」
「〈聞き耳〉にも反応は無いし…」
「先を急ごう。」
部屋(仮称:外周部⑦)へ足を踏み入れたパーティを待ち受けていたのは、
ヒュージ(超大型)以上はあるだろうと思われる、甲殻ワームみたいな謎の生物が2体。
エレンティアがキャストしたマス・ヘイストで加速した一行は迷わず突っ込む。
トルカンの急所攻撃とブレイの一撃、セラの5連射で1体を瞬殺。
2体目のワームのチャージを防ぐべく、ドレックが接敵。
ワームから18d6ダメージの音波(遠隔接触)攻撃がセラへ。
目が走らずダメージは45点。2体で集中攻撃されていたらやばかったかも…。
結局、2射目を打たせる事無く、2体のワームは地に落ちました。
部屋(仮称:外周部⑥)。
前回メイズで吹っ飛ばしたマンタが復活している様子。
ゴーストタッチ・ウェポンは準備万端。失敗確率は怖くない!雪辱戦だ!
とりあえず前回同様、トルカンが全力(近接接触)攻撃で4回殴られる。(‘A`)
3ヒット。内1回はクリティカル。
全員がちょっと(いや、かなり)絶望的な顔になる。撤退か…撤退なのか?
だが、しかし。かろうじて全てのセーヴィング・スローに成功。天運は我々にあり!
「さっきのHPダメージってストーンスキンで止まらない?」
「+5武器扱いだから全部抜けてるはず…」
「……あれ?それってつまり…ダメージリダクションあるって事?」
「+5/20で持ってるよ。」
「…もしかして、ゴーストタッチウェポンで殴った分、全然通ってない?」
「グレーターマジックウェポンが標準だと思ってたからなあ。通ってないね。」
「うわーだめだー!」
通らないより失敗確率の方がマシ!とばかりにセラが+5アローを乱射。
見事にクリティカルした一撃が、マンタを消滅させました。
「さて…あと行ってないのは?」
「バードの部屋(仮称:外周部③)か。」
部屋(仮称:外周部⑥)で待っていたのは、あからさまなハーフドラゴンのバード。
「一体…何者?アシャーダロンとどんな関係が?」
「アシャーダロンは…僕の父です」
「な…なんだってー!?」
身構える一行。しかし、敵対する様子は無く…むしろ友好的な雰囲気。
運命に身を任せる事を選択したこの詩人は、
迷える魂の砦の中心にアシャーダロンが居る事、
この次元と同調しなければ中心に入れない事、
最後の決戦がどうなるにしろ、それが世界の理なのだと語り、
結末を見守るのだと告げ、再びパンパイプを吹き始めた。
再び何も無かった入り口右手の部屋(仮称:外周部⑧)へ。
奥まで行くと、そこにはハーフオークのものと思われる1体の死体が。
骨だけになった首から下げられたペイロアのシンボルが目に入る。
ディテクト・マジックが永続化されたエレンティアの視界には、その装備が強い輝きを放って見える。
「…だけど、これを剥いでいったら善(Good)じゃない。」
過去に戦い、朽ち果てた英雄に敬意を捧げて立ち去ろうとしたその時。
「この剣は……まさか、アーティファクト!」
(+10を上回る)圧倒的なパワーで輝くその大剣、”ドラゴンハンマー/Dragonhammer “。
持つ者に幸運(主にAC+7)をもたらす、+5 ホーリィ・ドラゴンベイン・グレートソード。
「お借りします。彼の竜と決着を付ける一時だけ。」
砕けた水晶に立てられた剣を抜き放つブレイ。
かくて、我々はアシャーダロンとの最終決戦へと赴くのであった。
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その裏で。
「ここはディドの子孫であるところのトルカンが持つとサマになるんだけどなあ…」
「何で洞窟屋(ダンジョンデルヴァー)なんだよ!ファイターとっとけよ!」
「ローグに無茶言うなよ!ウワァァン!持ったって当たらないよ!」


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