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『12月, 2010』の記事

N◎VAスレ過去ログ倉庫はじめました。 —

N◎VAスレ過去ログ倉庫はじめました。
せっかくだし、dat全部拾ってきてdat2htmlで変換。
転送量減らしたいなーって事で一応gzip圧縮もかけてみたけど、どうかしらー。

N◎VAスレ過去ログ倉庫はじめました。 せっかくだし、dat全部拾ってきてdat2htmlで変換。 転送量減らしたいなーって事で一応gzip圧縮もかけてみたけど、どうかしらー。

最終戦争の影#5 —

前回の続きから。

  • ラウ:素手攻撃とギザームを組み合わせた全く新しい格闘技を操るウッド・エルフのレンジャー/モンク
  • ケン:盾装備と両手持ちを華麗に切り替えて戦うHFO。
  • メイ:武器防具無し筋力8のスペルシェイパーな魔術領域クレリック。キュア最大化。

キース・ベイカーの悪意が炸裂した!

「フェイリン!?」
「いったい何があったんだ!」
3人が一旦地上に戻った時、フェイリンは実に酷い有様だった。
血だらけで洞窟の壁に背を預け、3人が出てくるのを待っていたのだろう。
「襲われた。ヴァルチャーのゾンビだ」
洞窟からさほど遠くない所には、ぐちゃぐちゃに踏みつぶされたヴァルチャーのゾンビが落ちている。
「『ローズ・クオリー』にいたクレリックか……?」
「あいつにゾンビが作れるとは思えないわ」
「じゃあ、他に誰かいると言うことだな……おそらくはもっと手強い何かが」

とりあえずフェイリンを『ホワイトハース』の中に避難させ、バッグに詰めて回復する3人。
ホールディング・バッグって赤茶色なのが普通だよね(血染め的な意味で)

PL「しかし2レベルからモーンランドとかマジひどい」
PL「無傷で切り抜けられる遭遇じゃないしな」
DM「①キースは回復できないのをうっかり忘れてる」
DM「②キースは殺しにきてる」
PL「①じゃないかと思いたい」
PL「このダンジョンそのものは超単純だし、罠も遭遇もそれほどキツくはないよね」
PL「ということは②なのか……?」

……キースさんエベロンの生みの親ですよね?
モーンランドではキュアが効かないことは忘れたりしないですよね?

DM「全部捜索する?じゃあ、食料と水以外にはポーションが2本と3本」
PL「ほう、何のポーションだろう」
DM「(部屋と用途を考えれば書いてあってもおかしくはないね)うん、ラベルが貼ってある」
PL「お、優しい!」
DM「キュア・モデレット・ウーンズが2本、レッサー・レストレーションが3本」
PL「え」

このキュアモデのポーションをゆっくり飲んでいってね!

このキュアモデのポーションをゆっくり飲んでいってね!


PL「キイィィィィィス!?」
PL「おいこれ明らかに悪意があるだろ」
DM「キースは言っている。無事に帰れたら飲んでも良い」と

※黄色の『キーチャーム』は本シナリオ中には存在しません。
キースは言っている。「ダンジョンはすべて探索できるとは限らない」と。
……いや、その、あれだ。
一番いいエラッタを頼む。

「結局、『スキーマ』があるとしたらこの奥か」
「黄色の『キーチャーム』は見当たらなかったからな」
そのアダマンティン造りの扉には、カニスの紋章が刻まれていた。
「しかし……暑い。この奥には一体何が?」
「何かが沸き立つ音がする。溶岩で無ければいいがな」
扉から伝わる熱気は、部屋の向こうがただならぬ状態である事を示していた。
魔法の掛けられた印章指輪を近づけると、扉はゆっくりと開いた。
隙間から噴き出る熱気が肌を焼く。
部屋の中は光に満ちており、その光を放っているのは2本の火柱だ。
「ファイア・エレメンタル!」
「お怒りのようだ、やるしかないな」

割とあっさり撃破。
AC低めの相手なら大体勝てる感じね。

PL「よし、宝箱を回収だ」
DM「鍵は?」
PL「部屋の外へ引きずりだしてからゆっくり破壊する」
DM「おk」

DM「じゃあ、菱形のアダマンティンの板が」
PL「『スキーマ』で間違いないな」
DM「2枚」
PL「なん……だと……?」
PL「後でディテクト・マジックしてみるか」

DM「あとはぐらぐらと沸き立っているポーションが2本と2本」
PL「煮えてるwww」
DM「ラベルも貼ってある」
PL「ほう」
DM「キュア・モデレット・ウーンズとレジスト・エナジー・ファイア」

このキュアモデのポーションをゆっくり飲んでいってね!

このキュアモデのポーションをゆっくり飲んでいってね!


PL「キイィィィィィス!?」
PL「今終わったよね?そのポーションが必要になる遭遇は!」
PL「間違いなく悪意に満ちてる」
DM「いやー、消耗分を補填してくれるキースさん優しいなーあこがれちゃうなー」

キース△!マジえげつない!殺意と悪意が凄まじい事に!

前回の続きから。 ラウ:素手攻撃とギザームを組み合わせた全く新しい格闘技を操るウッド・エルフのレンジャー/モンク ケン:盾装備と両手持ちを華麗に切り替えて戦うHFO。 メイ:武器防具無し筋力8のスペルシェイパーな魔術領域 […]

最終戦争の影#4 —

前回の続きから。

  • ラウ:素手攻撃とギザームを組み合わせた全く新しい格闘技を操るウッド・エルフのレンジャー/モンク
  • ケン:盾装備と両手持ちを華麗に切り替えて戦うHFO。
  • メイ:武器防具無し筋力8のスペルシェイパーな魔術領域クレリック。キュア最大化。

ちなみにシナリオ上は「エレメンタル駆動式地上車」が正式名称だったりする。

3人は『フェイリン』のエレメンタル・バギーに乗り、『モーンランド』へ向かう。
国境には熟練のレンジャーをも迷わせる『デッドグレイ・ミスト』が立ち込めているが、バギーは速度を緩める事もなく、霧の中へと飛び込んだ。
霧を抜けると、霧で覆われた空からは黄昏の光が降り注ぎ、荒野に溢れる死体を照らしていた。
どの死体も真新しく、つい数分前まで、ここで戦争が行われていたかのようだ。
「ここでは死体は腐らん。……あの悲嘆の日(『デイ・オヴ・モーニング』)からな」

皆無口になり、バギーが走る音だけが響いた。

「……洞窟がある。おそらく、あれが『ホワイトハース』だろう」
「敵は見えるか?」
「いや、見えないな。上手く先回りできたのか?」
「敵が既に中に入っている可能性もある。『フェイリン』にはこの場を離れてもらった方がいいだろう」
「24時間だ。24時間後にここに来たときに、俺達の姿が見えなければ死んだと思ってくれ」
『フェイリン』のエレメンタル・バギーが見えなくなると、3人は洞窟の中へ踏み込んだ。

洞窟に入って間もなく、金属質の輝きが見えた。
ラウが二人を手で制し、そちらの方へ慎重に近づいていく。

ローグがいないのでDC(難易度)21以上の罠は発見出来ない。
セーヴが一番高いモンクのラウが前に出ざるを得ない。

DM「アダマンティンで作られた潜水艦のハッチみたいなのがここに」
PL「アダマンは流石に割れ(壊せ)ないなー」
PL「一応〈捜索〉……20は超えた」
DM「ぜんぜん罠はなさそう」
PL「無いかー、やばいなー」
DM「ハッチには青く塗られた穴があいてる。何か挿せそうな感じ」
PL「鍵かな」
DM「リアル数週間前で忘れてるだろうけど、ハヴァサックの中には青い宝石が付いた謎の棒が入ってる」
PL「あー、あれか。あれが鍵なのか」
DM「……挿した?挿したらとりあえず電撃が3d6」
PL「ヤバい死ぬ」
DM「……あ」
PL「……ん?」
DM「……挿しただけなら大丈夫。うん。電撃は気のせいだった。」
PL「……開けるのは全部見て回ってからにしようぜ」

『キーチャーム』を挿し込んでも開けない限り罠は発動しなかったんだよね。
DMのミスにより、入り口に電撃の罠があることを幻視。稀によくある。

驚くべき事に、『ホワイトハース』は、その大半が機能を残していた。
宝石の付いた青い棒を挿し込むと、ハッチから金属音がした。
「魔法の鍵で間違いないな」
「魔法の鍵が残っているということは、魔法の罠も残っているな」
ハッチを開き、慎重に梯子を降りると、薄暗い部屋に出た。
壁も天井も区別が無く、全体がひとつの球で出来ている。
「この板は?」
「青5つ、緑2つ、茶色2つか」
「上のハッチと同じなら、この鍵で通路が開くはずね」
部屋の中央に置かれた制御盤に魔法の鍵を挿し込むと、部屋全体がゆっくりと回りだす。

突き当たりの扉を開くと、部屋の壁一面に書架が拵えられていた。
書架の紙束は領収書と受領書の山であり、ここがかつて事務室であった事を理解した。
入口脇の机で女性が事切れていたが、つい先ほど死んだかのようにも見える。
これも『デイ・オヴ・モーニング』によるものなのだろうか?
それとも、この『ホワイトハース』に何者かが潜んでいるのか?

『デイ・オヴ・モーニング』って言われても「mourning」がなかなか出てこないカタカナ英語の悲しさ。

次の通路に入ると、突き当たりの入り口から2頭のダイア・ウルフが姿を表した。
思わず3人が身構えると、扉の奥から一際大きく美しいダイア・ウルフが顔を出し、声を発した。
「何を求めて、ここに来たのですか」
彼女——『ローサ』は、もう随分と前に覚醒し、言葉を解するようになったのだ、と語る。
『ローサ』は球体の部屋を動かすこともでき、『ホワイトハース』内部を幾度と無く探索していると言う。
「動く部屋の先には、火の玉が住んでいます」
「もうひとつの鍵で行ける先には、さらに動く部屋があり、その先に狼たちが囚われているのです」
見れば、『ローサ』は2本の『キーチャーム』を首から下げていた。

ローサかわいいよローサ

『キーチャーム』が無いと回転室が動かせないので狼を助けざるを得ない。
DM「硬質の皮膚を持った犬の様なモノ」
PL「〈知識:ダンジョン探検〉で15超えた(※MM5ルール)」
DM「えー、ハーフ・ストーンゴーレム・ウルフです」
PL「え……」
DM「ハーフ・ストーンゴーレムです」
PL「完璧に何もできなくなったので後ろで見てますね」
PL「クレリックェ……」

前衛2人がどちらもダメージを出しづらい構成なので、互いに削りあいに。
ダメージ減少と高いACを人数差でかろうじて押し切るが、HPが半分程度に。

PL「これでキュアできないとか死ぬだろ……」
PL「自然回復も無いんだろ……?」

エラッタによりエッセンス・ノード・オヴ・ブラインディングはエッセンス・オヴ・スカウトに置換されています。
DMの判断によりこれを5,000gp相当の価値を持つバッグ・オヴ・ホールディングⅡに置換。

PL「とりあえずディテクト・マジックしてー、バッグに領域呪文のアイデンティファイ」
DM「バッグ・オヴ・ホールディングⅡ」
PL「……嬉しいけどどうしろと」
DM「詰めればいいと思うよ」
PL「……?」
PL「……中に入ってキュアしろと言う事か!」
※バッグ・オヴ・ホールディングの中はモーンランド外と裁定した。全滅するし。
ワンドで回復を繰り返し、事無きを得る。
その他、橙色の『キーチャーム』を発見。

……ウィザードが3レベルに成長した時にロープ・トリックを取らないと全滅するよねこれ?

PL「さて、これで大丈夫だな」
DM「いや、まだひとつ問題が残ってる」
PL「え?」
DM「狼達が檻の中でくーんくーんって鳴いてる」
PL「え」
PL「ローグいないんだけど……」
DM「硬度とhp確認しておくね」
PL「……え?」

ものすごい時間を掛けたり、『ローサ』に手伝ってもらったりしたりして、なんとか狼を檻から出すことができましたとさ。めでたしめでたし。

前回の続きから。 ラウ:素手攻撃とギザームを組み合わせた全く新しい格闘技を操るウッド・エルフのレンジャー/モンク ケン:盾装備と両手持ちを華麗に切り替えて戦うHFO。 メイ:武器防具無し筋力8のスペルシェイパーな魔術領域 […]